Webデザインスクールは通学とオンラインどちらがおすすめ?
Webデザイナーを志したものの、どんな勉強スタイルが自分に合っているのか、いまいちわからない、という方は意外に多いかもしれません。そこで今回は、専門スクールへの通学、オンライン型の利用、それぞれのメリット、デメリットについて、紹介します。ひとつの参考にしてみてください。
通学型のWebデザインスクールに通うメリット・デメリット
毎日多くの人たちがスマホやパソコンなどでWebサイトを閲覧しています。膨大なページをデザイン面で支えているのが、Webデザイナーの仕事です。憧れの職業に就くためには、IllustratorやPhotoshop、コーディングなどの専門的なことを学び、実践的な技術を習得する以外にありません。
その方法のひとつが、Webデザインスクールへの通学です。いちばんのメリットといえば、効率的に学習できることでしょう。スクールごとに多少の違いはありますが、使用する教材はもちろん、カリキュラムも、必要なスキルがきちんと身につくように、考え抜かれたものが用意されています。
講師やメンターに疑問点をその場でぶつけ、解消できる点も魅力的です。本人の向上心さえあれば、極端な話、スクールに通うたびにWebデザイナーに一歩ずつ近づく、といっても過言ではありません。
さらに、通学型の場合では、いっしょに学ぶクラスメイトの存在に励まされる、という利点もあります。ともに刺激し合いながら、同じゴールを目指す仲間はかけがえのないもの。共有した時間は、のちに振り返っても思い出深い記憶にもなります。
では、通学型のデメリットは何か?まず指摘したいのは、費用の問題です。オンライン型と比べると割高なのも事実で、中には70万円を超えるところもあります。
また、独学やオンラインと異なり、自分の好きな時間にできないことも痛いところ。このほかにも、遠方であれば通学に時間がかかることや通っているだけで満足してしまうことも、気になる要素でしょう。
オンライン型のWebデザインスクールに通うメリット・デメリット
オンライン型の大きなメリットは、自分のペースで学習できることです。自宅だけでなく、カフェや図書館、コワーキングスペースなど、場所を選ばないのが持ち味。パソコンとネット環境さえそろえば、どこでも勉強できる自在性は、通学型にはない強みです。
多忙な社会人として活動しながら、スキマ時間を利用して勉強するには、うってつけの手段といえるでしょう。このほかにも、通学型のデザインスクールがない地方在住者や集団より一人のほうが集中できる人にも最適です。費用面で見ても、通学型と比べてコストがかからないのも大助かりでしょう。
もちろん、デメリットもあります。ご存じの通り、勉強で使うオンライン上には、さまざまな興味深いコンテンツがあります。勉強するつもりが、話題のユーチューブを観ているうちに一日が終わってしまう、ということも。まさに個人の強い意志が問われる学習方法だといえるでしょう。
わからない疑問点が出てきたとき、すぐに質問できないことも、もどかしさのひとつです。ともに学ぶ仲間がいたほうが勉強できる人には不向きなやり方かもしれません。
結局、通学とオンラインどちらがおすすめ
結局、通学型とオンライン型、どちらがいいのでしょうか。みなさんも最終的な結論が気になるはず。答えは簡単、まずは自分の特性に合った方法を選び取ることです。
前述したように、通学型の特徴は、憧れを叶えるための実践的で、合理的な学習ができること、人生の貴重なひとときを分かち合う仲間と切磋琢磨できる、ということでした。一方、オンライン型では、個人によって違う多彩なライフスタイルに対応でき、好きな時間に好きな場所で学べる自由度の高さがいちばんのメリットです。
たとえば、単独で黙々と取り組める人がクラス形式の通学型を選んでも効果的ではないうえ、逆に、集団に向いている人がオンライン型で完結するのも現実的ではありません。自分という人間がどちらに向いているか、客観的なメリット、デメリットを計りにかけた上で、ふさわしい勉強スタイルを選択する必要があります。
自分と向き合うその経験は、実際にWebデザイナーとして活動する際にも、なんらかの力になってくれることでしょう。
まとめ
ネット社会が当然の状況になって、一躍脚光を浴びるようになったWebデザイナー。この瞬間にも、数多くのWebデザイナーの手によって、数えきれないほどのWebサイトが生み出され、更新され続けています。これからも活躍が期待される職業のひとつといっていいでしょう。
そんなWebデザイナーを目指す方は、まずは基礎知識をベースに、実際の仕事で通用するテクニックを鍛えることが先決です。そのために、どんな方法論で取り組むのか、ということが今回のテーマでした。
通学型か、オンライン型か。それぞれに一長一短があり、人によって正解も変わってきます。慎重に見極めて、もっともふさわしい道を歩むことが肝心なのは、いうまでもありません。大きな分岐点に立つみなさんにとって、本記事が道しるべになれば幸いです。